不動産売却の基礎知識!競売の概要やデメリットなどをご紹介!
不動産の売却といえば、買主を募集して購入希望者と売買の交渉をおこなうのが一般的ですが、競売で物件が売られる事例もあります。
より良い売り方を選ぶためにも、競売は売主にとって有利なのか不利なのか、事前に一度確認しておくと良いでしょう。
今回は、競売の基本やメリット・デメリットのほか、競売で物件が売られるまでの流れもご紹介します。
競売とは?不動産売却前に知りたい基本
融資を受けて買った不動産のローン返済が滞った際、債権回収のために物件が差し押さえられて強制的に売られます。
この債権回収のために物件を強制的に売る手続きが競売なのです。
ローン返済を目的にした不動産売却の一種である任意売却とは、物件の持ち主の希望が反映されるかどうかに違いがあります。
任意売却は通常の不動産売却に近いところがあり、価格や売却条件に多少の条件を付けられる可能性があります。
一方の競売では裁判所の権力をもって物件が否応なく売られてしまい、売却価格などに持ち主の希望はとくに反映されません。
このような点から、一般的に競売は物件の持ち主に不利だといわれています。
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競売による不動産売却のデメリット
競売のデメリットは売却価格の低さにあり、任意売却よりも安値となることが多いです。
また、物件の持ち主のプライバシーにもあまり配慮されません。
競売情報の周知や現地調査の実施などにより、物件を競売にかけられていることが隣近所に知られやすく、プライバシー侵害を受けていると感じやすいでしょう。
さらに、競売では一方的に決められた明け渡しの日時に応じて立ち退きを迫られ、拒否は認められません。
このように何かと不利な点が多い競売ですが、買主を自分で探す手間などが省ける点はメリットだといえます。
任意売却などの手続きが手間に感じる方には、競売のほうが向いているかもしれません。
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競売における不動産売却の流れ
競売は債権回収を目的とするものですが、ローン返済が滞ったら即座に実施されるわけではありません。
まずは督促状などが自宅に送られてきて、速やかな返済を促されます。
それでも滞納が続けば一括返済が要求されるようになり、さらに時間が経つと保証会社が返済の立て替えをおこないます。
代位弁済通知が届いたら保証会社はすでに立て替えを終えており、以後は保証会社が債権者となるのでご注意ください。
保証会社からの返済請求に応じられない場合、保証会社が競売の申し立てをおこないます。
競売開始決定通知が届いたのち、物件の調査や改札日の通知なども済むと、競売の実施となります。
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まとめ
競売とは、債権回収のために実施される強制的な売却方法です。
売却価格が低いなどデメリットが多く、一般的に物件の持ち主には不利な方法です。
競売にいたるまでの流れとして、督促状が送られてきたり、一括返済を要求されたりすることも確認しておくと良いでしょう。
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